子どもとみるアクション映画

『FORTNITE』好きの小学生息子氏と一緒に見られそうなアクション映画を探すblogです

『インディ・ジョーンズ レイダーズ/失われたアーク《聖櫃》』

とりあえず傑作を見てみた

まずは『インディ・ジョーンズ レイダース/失われた《聖櫃》』(1981)。いわずと知れた映画史に残る大傑作です。

第二次世界大戦前の1936年を舞台に、フォード演じる考古学者のインディアナ・ジョーンズが、神秘の力を宿すと伝わる「聖櫃」を巡りナチス・ドイツ軍との争奪戦を繰り広げる冒険活劇で、後に続く「インディ・ジョーンズ」シリーズの第1作目である。(wikipediaより)
 
くだんの『FORTNITE』では、2022年の夏にスキンで登場しています。こんな感じ↓
 
 
このタイミングでインディジョーンズのスキンが出た理由は、ルーカスフィルムがディズニーに買収されたこととも関係があるらしいけれど、よくわからなかったです。噂の『インディ・ジョーンズ5』は2023年公開予定だというし、キャンペーンにしては早いですよね。
 
小3の息子氏ムームー(仮名)が、このスキンをきっかけに「インディジョーンズを見てみたい」ということだったので、一緒に見るまえに「下読み」をすることにしたわけです。いきなりハードなグロ描写とかでてきたら嫌じゃないですか?あとエロね。昔の映画ってゆるいので。
 

初の「下読み」の結果は…

結論は、「やっぱり傑作は傑作でしかなかった!」(ただし注意あり)
 
オープニングでインディの顔が映るまでの演出ですでに、「映画っていいなあ」とジーンときてしまいました。映画ならではの「かっこよさ」なんですよね。それからはもう、アクションにつぐアクションでダレ場が一切なく、2時間があっというまに過ぎ去っていきます。これはいけそうです。「ほっとしたと思ったら必ず来る」というあのリズム感は、アトラクションみたいなもので、小学生にも響く気がするし、たとえミュートで見たとしても「おっ?」と見てしまうシーンが目白押しなので、ストーリーをつかみ損ねても全然問題なく楽しめそうです。父個人としては、久々にCGじゃない爆発シーンみてうっとりしてしまいました。やっぱり本物はなんか違う気がします。
 
あと、見ててすごくマンガっぽいなー、と。マンガを実写化したようなリアリティなんですよね。アルジェの『タンタンの冒険』の実写版といってもいいような。世界観とか、ユーモアの方向性も。もし息子氏がこの映画を気に入ったのなら、これも薦めてみようかな。

ただ、タンタンにも言えるんですが、時代背景とか説明が必要な部分はありますよね。エジプトだとかインドだとか、欧米人から見てエキゾチックなところへ行って「冒険」という名ののもとに、実態としては「盗掘」を行っているとも言えるわけで。ナチスに先んじて世界を救うためとはいえ、よその国でだいぶやりたい放題なので。

 

総じて、子どもと見ても楽しめる映画だと思います。が!…ラストの顔が溶けるやつとか、人によってはトラウマになりそうなシーンがいくつかあります。蛇がうじゃうじゃ出てきたり、串刺しになって死んだりとかもありまして…。日本中の小学生がほぼ履修済みと思われる「鬼滅の刃」にも残酷な描写たいがいありますけど、実写のものは迫力が違います。やっぱり中学生くらいからが適当なのかなー?そのあたりの、判断がわかれそうなシーンは以下にメモを貼っておきます。どの程度のものか事前にチェックするのもいいかもしれません。ラストの顔溶けは飛ばしてもいい気が。

 

〈メモ〉

  • (5:44)トラップにはまって死んだ先達の探検家の死骸。それなりにグロし
  • (9:19)うらぎった従者がトラップで串刺しになって死亡。やめてほしい
  • (40:00) 三日月刀を振り回す悪役を銃で瞬殺する有名なシーン
  • (60:02)ヒロインの着替えシーン。後ろ姿。ドレスを強要される。なにそれ?
  • (60:15)しわしわに干からびた死体が大量に。お化け屋敷的
  • (60:20)敵が飛行機のプロペラに巻き込まれて死亡。血しぶきだけで、瞬間は映らない。まきこまれそうでまきこまれない数秒は永遠に感じる
  • (60:33) ベッドの上でキスシーン。「いつもおあずけになっちゃうのね」
  • (60:47) ラスト。敵が聖櫃の炎(?)に焙られて肌がどろっどろに溶けます。クライマックスなんでだいぶグロいです。これはナシかな…

 

ちなみにアメリカでのレイティングは「PG」。日本では「G」になっています。